蔵元は、石川を代表する蔵元でもある手取川蔵元の吉田酒造店。
北陸らしいキリッとした辛口系のお酒を主に造られています。
その中で、とってもお買い得な希少な古酒をご紹介いたします。
山田錦純米大吟醸 ビンテージ1994年常温大古酒 梅舞花(うまいか) 300ml
常温熟成13年もの そして、何よりも珍しいのが協会酵母28号という酵母を
使っていることです。
協会酵母28号(鉄人28号ではありません)は、
従来、日本酒では発生しないりんご酸を主成分とする酵母を使っている為に、
とても爽やかな梅酒のようなフルーツのような後味が楽しめちゃいます。
色はさすがに常温熟成13年もの。琥珀色というか黄金色になった古酒らしい色をしています。
古酒にしては、とてつもない個性もなく紹興酒・老酒を飲みやすくした後味をフルティーにした
以外に誰でもとっつきやすい古酒でしょうね。確かに銘柄名が「梅舞花(うまいか)」と
名づけたのはその由縁でしょうね。
飲み口は、最初に米の甘味がどっと押し寄せてきます。一瞬、味醂?なんて思うかも・・・・
(確かに味醂も原材料はもち米ですから当然かも・・・)
けれど、のちにりんご酸を主成分とする爽やかな酸があるためにくどくも感じず、
デザートワインを思わせる味わいに出会えます。
その甘さと酸の絶妙な味わいは、是非、一度お試しに値するものとお薦めです。
古酒だから温めてみましたが、やはり、やや冷して・常温・ロックで・・・
おつまみはやや濃い目の味のもの(焼肉・角煮・すき焼・ブリあら煮・・・)を
お薦めします。淡白な味のものはおさけ下さい。
そして、なによりもこのパフォーマンスで300mlで1000円というお値段は、
一度飲んでみる価値ある蔵元秘蔵のお酒です。
お手頃の純米大吟醸 1800mlで5250円と考えて、1ml当たり2.9円
そして、今回ご案内する山田錦純米大吟醸ビンテージ19994年常温大古酒300mlは、
なんと! 1ml当たり3.3円 13年という時間がかかった割に価格は1.1倍強という価格ですよ。
まったく嘘のような価格です。