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2020龍神丸飲みくらべセット-018

価格: ¥6,045 (税込 ¥6,650)
同送のパンフを一読してから愉しむ。:
まずはの料理はこれから:
お届け日指定はしない。:
数量:

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店主メッセージ:
2020年の「龍神丸」、どんなアプローチで愉しみますか?

今や日本酒は、世界でも認められるまでに進化してきました。
お酒が変われば「楽しみ方」「向き合い方」「在り方」も変わっていくのはごく自然なこと。

さらに今回の新型コロナウイルスをきっかけに、さまざまなモノゴトが大きく変わろうとしていることを、みなさんも肌で感じているのではないでしょうか。

パラダイムシフト──
これまで当然とされていたこと、あたりまえと考えられていた常識・概念・価値観などが変わりつつあります。時間がたてば、さらに劇的に変化することも出てくるでしょう。

もちろん、日本酒の「楽しみ方」「向き合い方」「在り方」においてもパラダイムシフトが起こるはずです。

平成の半ばごろ、日本酒の中心にあったのは、酒質やクオリティであり、ブランドでした。このころは「艶やかさ」が評価され、造り手も売り手も「ブランド」「香り」といったキーワードを注視していました。

ところが、平成の後半から令和にかけて、「ペアリング」「マリアージュ」というキーワードが広がってきています。これまでの酒質・クオリティ・ブランドという“お酒=モノ”中心の考え方ではなく、「料理と共に愉しむ」「おいしい時間を過ごす」「感動を体験する」という“体験=コト”にシフトしてきているのです。


お酒のこれまでの5つのステージ CLICK→

受け身で“楽”に味わう「楽しむ」から、自分自身の“心”で味わう「愉しむ」へ。
「日本酒の愉しみ方」の価値観が変わるこの時代に、みなさんもご自身のお酒との付き合い方を見直してみてはいかがでしょうか。

今回お届けする「龍神丸」は、まさに“愉しむ”お酒。

このページでは、「龍神丸」という体験を心から愉しんでいただくための「ヒント」をご紹介します。

高垣酒造「龍神丸」が一躍有名になったのは2005年。
石川雅之『もやしもん』(講談社『イブニング』にて連載)で紹介されたことがきっかけ。さらに2007年10月から12月までフジテレビにてテレビアニメが放送されたのちは、爆発的な人気のお酒になり、いつしか入手困難なお酒のひとつとして“幻のお酒”と称されるようになりました。


私がこのお酒と出逢ったのは当みゆきやのオープンと同じ年の2005年。店舗、倉庫をあわしたのべ面積20?(6坪)というその当時多分日本一小さな地酒屋として開店。

【右写真】その当時は、2次焼酎ブームでしたが地酒みゆきやは、全国のみなさんに熊野にもステキな日本酒が存在していることを知っていただこうというコンセプトでオープンさせました。

まずは和歌山県の蔵元の中で、まず特約をと考えたのが高垣酒造でした。当時、和歌山といえば、地元(新宮市)ですから尾崎酒造は必然ですが、あとは田畑酒造、吉村秀夫商店、世界一統、中野BC、名手酒造、島村酒造まではなんとか名をいっていただくことはできても、高垣酒造までご存じの方はほとんどいなかったものと思います。

まだオープンして間もないみゆきやに、当時の八代目高垣淳一杜氏がお酒のお取引とサンプルをわざわざと新宮まで足を運んでいただきました。ひと口飲んで“スゴイいいお酒!”“これは和歌山のお酒として多くの方に紹介しないといけない!” まさしく心を奪われた瞬間でした。

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その後、『もやしもん』によって「龍神丸」は瞬く間に有名銘柄、入手不可能な銘柄に。当時、特約店は全国で2軒ということで数少ない取扱店であったみゆきやにも問い合わせや注文が相継ぎました。

右写真】当時から中取り系は1800mlでしたので量り売りで多くの方にお届けしていました。配達の時には、故淳一杜氏もお手伝いをしてくれました。
しかし、そのときの「龍神丸」を味わうことはもうできません。
2010年8月、八代目淳一杜氏は帰らぬ人となりました。47歳という若さでした。

この先高垣酒造はどうなるのだろう
その年の秋には、奥さま任世さんが蔵入りの決断をされました。


現在の「龍神丸」は、淳一杜氏の意思を受け継ぎ、奥さまである九代目任世杜氏が造ったお酒です。
任世さんにとって本格的な日本酒造りは、一からの酒造りでした。淳一さんが他界されたのち、蔵を守るために3人の子育てもしながら、一から酒造りを学びました。そして今年は10年ぶりに龍神丸吟醸も発売されました。

悲しい出来事や困難を乗り越え、毎年「龍神丸」をお届けできているのは、任世さんだけでなく、彼女を支える酒造関係者や、多くの高垣ファンの人の支えがあってこそです。

龍神丸をはじめとする高垣酒造のお酒たちは、発展途上のお酒だと知ってください。これからも、今以上に益々ハイクオリティーな良い酒造り、たまには本気の遊び心もいれながらの酒造りもされていくと思いますので、温かく見守ってあげていただければ幸いです。

しかしあるとき、任世さんがこんなことをおっしゃいました。
「よくあるお酒のひとつのようにしか捉えられていなくて残念」──
この言葉を聞いて、私はハッとしました。

私は、「龍神丸」が有名になる前に淳一さんとこのお酒に出逢いました。
「龍神丸」が有名になり、淳一さんが亡くなり、任世さんがたくさんの人々の手助けを受けながら変化してゆく、その一部始終を、現在進行形で見つめています。
しかし、その物語は、確かに飲み手にとっては取るに足らないことなのかもしれません。

現在、日本全国にある日本酒の酒造は約1500。
その一つひとつに、さまざまな物語があります。
多くの人にとっては、高垣酒造の「龍神丸」は「よくあるお酒のひとつ」でしかないかもしれない。「お酒を飲むにあたり、そこはどうでもいい」といわれる飲み手のみなさんもいらっしゃることと思います。

けれどそのことも一度は、しっかりと伝えて龍神丸を口にしていただきたいと思っています。淳一さんから任世さんにつないだ「龍神丸」を、「特別なお酒」だと感じていただける方にお届けしたいと思っています。

そのために、みゆきやが酒販店としてできることはなんでしょうか。
お客様がただ酒瓶を手に取るだけでは伝わりきらないことを、伝えていく──それも、酒販店が存在する理由ではないかと私は考えます。



店頭で「龍神丸」をお買い求めいただくときは、約30分のお時間をいただき、お客様自身の普段のアルコールライフについてお聞きしたうえで、「龍神丸」の得意なこと・不得意なことを試飲によって体感していただき、一緒に答え合わせをしながらお買い求めいただいています。

お客様によっては、これを「面倒」と言う方もいらっしゃいます。
しかし、車の運転、楽器の演奏、料理、勉強、パソコン……何事も、基礎知識がないとうまくできません。
それは、日本酒も同じ。
基礎知識を持っている人と持っていない人では、「龍神丸」を飲んだときの感動の大きさ、おいしさの度合いが違ってくるのです。

簡単にお酒が手元に届く時代に届いた、たかが一本のお酒。
その本質をお伝えするには、時間と手間をかけなくてはいけません。
もちろんこれは「龍神丸」だけではなく、すべてのお酒に言えることです。

「おいしく愉しんでほしい」という願いのバトンは、任世杜氏から地
酒みゆきやまで託されました。今、飲み手のあなたに、私なりの方法で「バトン」を届けます。あなたには、このお酒を心から愉しむことで、そのリレーをつないでいただきたいと思います。


いちばんおいしい龍神丸の飲み方を見つけよう!
はじめに
先にご紹介した高垣酒造の物語、「龍神丸」の物語を頭の隅に思い浮かべてみてください。そのあと、?から順番に試してみてください。
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1、自分の味わいの志向性を知ろう
2、「龍神丸」の熟成ステージを知ろう
3、飲用温度を変えてみよう
4、どんな料理と合うのか想像してみよう
5、どんなグラスと合うのか試してみよう
6、酔い具合による味わいの違いを感じてみよう

最後に、2から6それぞれで最もおいしかった飲み方を組み合わせて、今一度試してみてください。すべて組み合わせることが必ずしもベストにならないこともあります。その場合は、2から6いずれかの条件を変化させて、再度お試しください。

なんども龍神丸を口にしてきたから大丈夫だよという方でも、今一度2から6を変化させて口にして、これまでの楽しみ方がやはり美味しいと感じるのも答え合せとしては無駄なことではございませんから。

お客様のごく一部に、「買うんだから好きなように飲ませてくれ」「おいしかろうがまずかろうがどうでもいいんだ!」と言う方がいらっしゃいました。みゆきやでは、まれにそのように乱暴な飲み方をされるお客様への店頭販売はご遠慮させていただいくこともありましたね。

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 日本酒は、初春に田を耕し、苗を育て、苗を植え、農家さんが約半年間毎日つきっきりで成長を見守った稲を、手塩にかけ育て、秋になり黄金色に実ったお米を刈り取り、その命をいただく飲み物です
農家さんからリレーされたお米は、蔵人たちが待つ蔵に運び入れられ、目には見えない菌たち、自然(環境)と対話をしながらの精魂をこめたお酒づくりを経て、きらきらと輝くお酒の赤ちゃん(新酒)として新たに誕生します。

今回、お届けさせていただいく「龍神丸」は、お酒の赤ちゃんです。
赤ちゃんは、本来母親のもとである程度成長するまで育てられてからお客様のもとにお届けするところを、「龍神丸」はあえて赤ちゃんのまま、あなたのもとに届けさせていただくこととなります。

「龍神丸」をおいしく育てるのは、あなた自身です。
農家さん、杜氏、蔵人、そしてみゆきやの想いと願いを、これから育ての母となるあなたに託します。
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≪2020龍神丸飲みくらべセットNO-018≫ 

R1BY龍神丸純米生原酒1800ml

28BY超久純米超辛口1800ml

熟成により米の旨味はしっかりと感じられ、中盤からは
酒度の高さと酸による切れの良さが演出されます。
脂ののった鮪や戻りカツオ、寒ブリや肉料理、こってり、スタミナ料理などでも
しっかりとお酒自身もお楽しみいただけます。
冷から燗冷ましまで、ワンロック、加水、加水燗をしてお楽しみください。

【おことわり】
◆飲みくらべセットは、
1回のご注文でお一人様いずれか1点限りとなります。1度のご注文で2セットはご注文いただけません。
◆時間指定はお受けいたしますが
お届け日の指定はできません
◆この商品についてはお届け日指定、複数セットをご注文のお客様はおことわりなくキャンセル扱いとさせて頂きます。
◆決済は、
表示される決済のみとなります。
◆商品代には、酒ボックス代金が含まれています。

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営業時間 朝10時より夜6時まで(入店17:30まで)
定休日 毎週木曜日(月に2回不定休日があります。)
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