10年ビンテージものと新酒の飲みくらべはいかが　長野　千曲錦帰山超辛口飲みくらべセット

甘くて酸っぱいお酒を長年貫き、つくり続けている千曲錦。近年のように個性味がまだまだ否定的だったころから、貫き通している心に何よりも敬意をはらいたい酒蔵のひとつ。

その中で、10年前に真逆な超辛口が発売されていました。旨味がありがらも、酸もあり、酒度も高い切れの良いお酒がありました。

中々、その当時は、この味わいを愉しんでいただける飲み手も少なく、それだったらこのお酒の可能性をみてみたいと思い、HPにも載せずに暗冷所に15年間熟成しておりました。本来ですとあと5年熟成させてからと考えておりましたが、2023年末に限定で裏帰山超辛口純米吟醸が発売になったことから、急遽飲みくらべをしていただくためのセットを発売いたしまします。

まずは自分と量り売りのために開栓いたしました。 見た目は、年月を鑑みた時以外にも滓も少なく、瓶を空かしてみる色合いも、それほど濃厚さは感じられず。ある意味、驚きを感じました。

さらに口にしてみるとオフフレーバ(熟成香)もおだやかで、口当たりはまろやかで、旨味も年月を鑑みても、それほど濃醇さも感じられず、しかし腰折れのしない芯のある旨味であり、さらに酒度を感じさせないキレと酸のキレ。どちらかというと酸切れが前にいるようなフニッシュです。

常温、温めよし、もちろん味わいの濃い料理、こってり料理、赤味噌、濃厚煮つけ、臭い珍味、焼肉たれ、酢豚などのこってり中華、かば焼き、、、などとまずはあわせてみてください。

千曲錦といえば、古くから甘くて酸っぱいお酒として一線を画すお酒として根強い飲み手のファンをもつ蔵元。その蔵元が約10年前廃盤となった ‘’番外超辛口’’の復刻版として、この度「裏帰山超辛口純米吟醸」が発売されました。

信州産米の山惠錦（さんけいにしき）を全量使用し精米歩合は55％、おだやかなな吟醸香と キレの良く芳醇になりえるだろうという原石をもつ純米吟醸。食中酒(口洗い酒)としてお楽しみください。 また冷やして～温めまでお楽しみいただけます。