ゲップまで果物風味が、私達の考える本物のフルーツビール フルーツビールは製造方法(ビール発酵後に果物を入れるか、発酵前に入れるか)によって大きく2種類に分けられます。 ビールの発酵後に果物を入れて造るフルーツビール 完成した普通のビールに果物(この場合、たいてい果汁)を入れてフルーツビールにします。日本で流通しているほとんどのフルーツビールがこの方法で造られたものです。果物の果汁は発酵させないため、ジュースのような甘さが残っているのが特徴です。 ビールの発酵前に果物を入れて造るフルーツビール ビールのベース、麦汁(ばくじゅう)に果物を入れ麦汁と果物の糖分を一緒に発酵させてフルーツビールにします。この方法はホップの苦味+果物の苦味、麦汁の糖度+果物の糖度を計算する必要があり、イメージ通りの味に仕上げるには試行錯誤が必要です。当社は全てこの方法で造っています。 果物の糖分は発酵しておりジュースのような甘さはありません。ビールの芯から果物の風味が付いており、香り、飲んだとき鼻に抜ける余韻、飲んだ後のゲップまで果物の風味です。 1の方法は、乱暴な言い方をしてしまえばレッドアイ(ビールのトマトジュース割)のような「ビアカクテル」の作り方と大差なく、家で造ろうとすれば出来ないことはありません。一方2の方法は、ビールの醸造免許を持っている者だけが許される造り方で、だからこそ当社はこの方法にこだわっています。 ※日本の酒税法では、果物がビールの原料として認められていないため、この2種類のビールは麦芽率が高いにも関わらず【発泡酒】という表記になります。麦芽率は高いため税率はビールと同じで、節税型発泡酒とは一線を画します。 |