カレーとよく合う厄介な燗酒
和歌山 初桜酒造 初桜29BY純米大吟醸無濾過生原酒1800ml
偶然なのか、必然であったのかは神様しかわかりませんが、高野山の麓にある蔵元から「やっかいな純米大吟醸(笑)」が入荷しました。
〇スペック
和歌山県唯一ブランド米産地 天野地区山田錦 精米40% 日本酒度+2(新酒時) 酸度1.9(新酒時) アミノ酸1.8(新酒時)
醸造年度 29BY 無濾過生原酒
熟成環境 初期冷蔵10度 その後冷蔵5度
〇試飲&ペアリング
色合いは、醸造年度29BYから鑑みても、初期の管理温度がやや高めだったので、ややしっかり気味の琥珀色。
オフフレーバ(老香、熟成香)は、生酒を鑑みると気にならないとはいえないけれど、2018BYから鑑みると生老香から熟成香の入り口。熟成酒に理解があり、これまで熟成酒を愉しんでこられた飲み手の方には気にならない程度といたします。
もちろん口当たりもとてもやさしく、旨味は40%精米と熟成環境を鑑みるとしっかりと味わうことができますし、あつ燗にしても味わいがしっかりと感じられ、キリッとした舌に刺すような刺激臭や刺激味はございませんでした。
【しかしここから愉しむステージがUPいたします。】
これまでいろいろな熟成酒のご縁がありましたが、
〇温めて生まれてくる特有の弱くもフルーティーな香りと、やや強めの糠床のような香ばしさを伴う乳酸系の香り。
「このお酒を愉しむポイントはココ!!」にありということで、経験から生まれた抜粋した料理とのペアリングを試してみました。以下の通りとなります。
かつおだし系〇(温め、常温) 酢もの〇(温め、常温) カレー◎(温め、常温)
わさび醤油〇(温め、常温) ホワイトソース〇(温め、常温) バジルソース〇(温め、常温)
キムチ系〇(温め、常温) 脂もの〇〇(温め、常温) 甘酢〇(温め、常温)
上記の料理とのペアリングにおいては、なんといってもカレーがダントツに共鳴いたしました。
日本酒ビギナーの方、燗酒ビギナーの方でも、このお酒の個性味とカレーが共鳴する出来事に驚きと新しい世界への扉が開くかもしれませんよ。きっと他にも共鳴するペアリングが存在しているはずです。是非、みなさんも宝探しの旅を愉しんでみましょう!!
最後になっちゃいましたが、この棘味が生まれたにも意味があります。
杜氏曰く、多分蔵の野生酵母が混入して、この独特な味わいを醸したとのことです。しかしあることを施すことで、それ以来この味わいが生まれないようになったとのことです。
もし最悪な結果となっても大丈夫です。
同封のパンフレットには、最後の手段のアプローチも入れておきますので、
「捨ててしまう」「料理に使う」「お風呂に入れる」というような乱暴なことをしないでも、
最後はこのお酒を「美味しく愉しめ天寿させてあげられるアプローチ」でフォローさせていただきます。
販売者としての責任もお約束いたします。是非チャレンジしてみてください。




