日本酒度＋18ちょっと敬遠したくなるようなお酒ですが・・・来福R1BY純米吟醸超辛口ひたち錦180ml

あるお客様からのお問い合わせのご返信内容です。

この度は当店をご利用いただきまして本当にありがとうございます｡ご注文の商品についてお手間をおかけするコトお詫び申し上げます。

当店としても、単にご注文いただいて、その商品をお届けするということをしたくないお店です。

お買い上げいただいたお酒の力を、飲み手のみなさんにお手伝いをしていただき、活かしていただき、これまでにないステキなデキゴトに出会っていただくためのお酒であるべきと考えております。

飲み手のみなさんが、笑顔になり、どこかで驚きや新しい発見、ステキな記憶になることは、お酒にとっても幸せなところにつながると思っております。

まさしく今回のお酒は、そのものスバリのお酒となります。それらを伝えるにあたり、かなりの長文となることも先にお詫びいたします。

〇まずご理解いただきたいのは、日本酒には賞味期限、消費期限が存在しているかどうかということです。

決論から申し上げると賞味期限、消費期限はございません。開栓後でも、どんなに時間が経過したとしても、アルコール度数10度以上で
あれば健康被害を生み出すコトはございません。(世界的な権威ある論文も発表されております。現在、現存する最古の日本酒は、335年前のお酒。当店でも50年物も取り扱っています。)

しかし、時間が経過するにつれて、お酒は、日々劣化をたどります。しかし劣化は悪い方向性に向かっているとしか考えられいない方もいらっしゃいますが、劣化には、2つの劣化が存在しており、ひとつは、一般的にもう申し上げると色が変わる、香りが変わる、味わいも変わる、、などの方向に向かうことは、ごく自然の摂理です。

変わらないということは、なにかを施していることが疑われます。

しかし一番大切なポイント、視点が伝えられていないことで、俗世間やネット上の情報の多くは、真実に基づかない誤解が生まれてしまっているといっても良いかもしれませんね。

そして蔵元がそんな風に情報発信をしている場合もございますが、それは「世間に対しての建前」であり、これから申し上げることは、もちろんお酒のプロであるからゆえに「知りえるコト」なのですが、あえてそれらを発信しないにも、それぞれの蔵元裏事情が存在しているからです。

先に申し上げた「一番大切なポイント、視点」とは、色が変わり、香りが変わり、味わいも変わるったのなら、これまでと違う飲み方をすることで、そのお酒は輝き煌めき始めます。

それが今回の来福純米吟醸とチョコの同調(ペアリング)なのです。
もっと具体的に申し上げると、今回の来福の生まれは、平成28年の冬に赤ん坊として生まれ、29年1月まで蔵元で熟成を重ねて出荷の時期を待ち浴びていました。

蔵元の蔵出し=ベストの状態での出荷されているわけではありません。まだまだ未熟域で蔵出しされたり、反対に過熟域で蔵出しされたりしているのが現実であり、そして未熟域、適熟域、過熟域は、それぞれのお酒によって違うばかりではなく、同じ銘柄であったとしても、その年の米の作柄、水の質、発酵の具合、気温、、本当にいろいろな要件が違うため、金太郎飴のようにモノサシで計ったようにいかないことばかりなのです。

このような変化を起こしてしまうこと、そのことを煩わしいとは考えず、毎年違うから愉しい飲み物なのですね。

よって今回の来福については、まもなく暗冷所で3年を迎えるお酒です。よってほんのり黄金色に輝き、口当たりは超まろやか、さらに酔い覚めや酔いごこちも良いお酒に育っているはずです。

しかし若干の熟成を感じさせる枯れたような香りとビター感を感じられるようになっているかもしれません。

そうなっていれば、今回のチョコと合わせるにあたりベストの状態となっていると判断すべきところです。

それは、まさしくウイスキーとチョコ、ブラックコーヒーとチョコレートケーキのペアリングのような味わいが生み出されるはずです。

さらに来福超辛口は、腰折れしない味わい(味わいが他の味わいに損なわれない強い芯のある旨味)を兼ね備わっているお酒ですので、チョコレートにも負けないのでペアリングが生まれます。

またチョコだけではなく、饅頭とも同調を生み出すことも可能ですので、そちらもお楽しみいただけます。

そして、お渡しする方からしっくりこない、おいしく感じられなかったという声が生まれることは、お客様のお気持ちが伝わらなかったということとなります。

その際には、しっかりとサポートもさせていただいておりますのでご安心ください。多少の専門的なことも含まれていますので、もっと説明を必要とする場合については、どの点をご説明すればよいかをお知らせいただければ、追加情報をお伝えできますので、気軽にお申し出ください。