この蔵の人気銘柄である純米吟醸満天星。
どこにその人気の秘密があるのでしょうか。
今、日本酒というドアを叩いて入ろうとしているお酒の多くは「香りが高く、旨みも高く」どこか艶やかさをもつお酒がリードしてくれています。
けれど、どこかで何気なく落ち着けるお酒も恋しくなる時がある。
艶やかな目を見張る濃厚なフレンチもいい・・・・けれど、味噌汁に、干物に、白ご飯に、漬物・・・それもひとつ素材にこだわり、仕込みにこだわったものなら、違う意味で目を見張る濃厚なフレンチよりも、感動させられるときがある。
おとなしい大人のお酒でしょうか。
そんな人気の通常販売されている純米吟醸満天星は、その年に仕込まれたお酒ではなく醸造後2~3年熟成されてから出荷されています。だからこそ、冷~燗まで楽しめるお酒となっているのです。
けれど、今回のこのお酒は、この冬に(20BY)搾られた新酒の半年熟成バージョンです。通常は出荷されない限定バージョンです。
それこそ新酒特有の爽やかさでスッキリとしさが息づいているお酒です。
このお酒を冷暗所で2年熟成させるとあなた流の世界で1本の純米吟醸満天星となってしまうわけです。
価格も、熟成期間がないために通常価格1800ml3360円→2940円、720ml1680円→1470円となっています。
通常の満天星と新酒の満天星を飲みくらべてみるのも、楽しさのひとつでしょうか。