飲み手も選ぶ、売り手も選ぶ酒
鳥取 一宮酒造純米酒江戸の粋超辛口精米90% 1800ml
今回の展示会で新たに見つけ出すお酒のタイプは「飲み手も選ぶ、売り手も選ぶ酒」。 100を超える蔵元の中で「飲み手も選ぶ、売り手も選ぶ酒」にふさわしいお酒のひとつがこのお酒でした。
江戸の頃の仕込みを再現しようと試みた、ある意味蔵元のこだわりを織り込んだお酒です。あえて酒造好適米を選ばず、飯米としても使われているお米をつかい、さらに現在の白米と同等の精米歩合である9割磨き。
雑味は旨味という表現がぴったりとあてはまるかのようなお酒です。精米9割である雑味は、時を重ねることで黄金色を通り越して茶色を帯びたべっ甲色となり、熟成香もしっかりと生まれ育っています。
さらに日本酒度+18わ感じさせない、やわらかさは時を重ねたお酒がもつ特権。この手のお酒のおいしさを知る人であるならば、常温でも十二分にお楽しみいただけるはずです。しかしフルポテンシャルを体感するなら、やはり温めですね。とっびり燗で耐えうるお酒です。
是非「飲み手も選ぶ、売り手も選ぶ酒」としてみつけたすばらしいお酒を一度ご賞味いただければと思います。