個性を感じさせないステキな香り系の甘味と旨味のあるお酒
島根県 一宮酒造 石見銀山純米吟醸 1800ml
もともとこの蔵元とは、3年前ぐらいに今回と同じ展示会でご縁をいただきました。そのとき当店では、中国地方、さらに鳥取という地域で「香り系」のラインナップがなかったゆえに、お酒だけを切り取ったとしても、「いいお酒だ」ということで、いつかは仕入れをしたいと思いつつも実現されていなかった蔵元であり、銘柄のひとつでした。
今回、の蔵元の江戸の粋という純米酒が、あまりにも記憶に残る味わいだったので仕入れをすることに。そのご縁があって、これまでもいつか仕入れをしようと考えていた石見銀山純米吟醸も仕入れました。
雑味は旨味という表現がぴったりとあてはまるかのようなお酒です。精米9割である雑味は、時を重ねることで黄金色を通り越して茶色を帯びたべっ甲色となり、熟成香もしっかりと生まれ育っています。
石見銀山純米吟醸は、島根県で一時栽培が途絶えた幻の酒米「改良八反流(かいりょうはったんながれ)」を使用しているとのこと。石見銀山純米吟醸においては、なんの違和感も、個性を感じさせないステキな香り系の甘味と旨味のあるお酒ですね。
愉しみ方としては、やはり白ワインとよく合う料理と共に、ワイングラスでまずはお楽しみください。
度数 16度以上17度未満 精米歩合50% 日本酒度-4.0