全国の地酒

米力を感じる酒 諏訪泉


諏訪酒造株式会社
  鳥取県八頭郡智頭町大字智頭451

近年の日本酒の発酵技術は進化し続けている。
艶やかでフルーツや花を連想させる香りと米由来の芳醇な甘みを有する日本酒・・・これらの日本酒は、これまで日本酒を敬遠がちであった人達に強烈なインパクトと概念を変え虜にさせてしまったともいえ、さらにそれらのお酒は表舞台へとあがりスポットライトを浴びている。

けれど日本酒の魅力は世界はこれだけで終わらない。
理屈ではわからないが
日本人であるがゆえのDNAに届く味覚だってあると思います。

濃厚芳醇な焼肉にステーキ、ハンバーグ・・確かに美味しい。ふと「肉じゃが」や「煮もの」や「魚」「和えもの」「やっこ」・・・おふくろの味が異様に口にしたくなることがありますし、年齢を重ねていくことによって今まで美味しいと食べていた焼肉にステーキ、ハンバーグ・・が食べられなくなってきたりします。
諏訪泉のお酒は艶やかな香りやお酒を口にした瞬間に芳醇な旨みが押し寄せるタイプのお酒ではありませんが、一歩控えめの中に日本人のDNAに響く、米力を感じて頂ける純米酒をベースとするお酒であり、爽快感ある酸を基調としたお酒は料理を引き立てる名脇役を演じるお酒でもあります。

また諏訪泉のお酒の特徴として、若い頃(しぼられてまもない頃)は本来の米力は発揮されず、時を重ねてこそ
「諏訪泉の良さ=米力」を感じて頂けるはずです。さらにその力を堪能して頂くのは、ほんのり冷したり、常温・温めて飲まれることが一番かと思いますが、若い頃のお酒や気温が高くなる季節には蔵の特徴とする爽快感をいかした飲み方で、すがすがしくスッキリとお楽しむのもひとつでしょうか。

おもに当店では諏訪泉の酒は、
熟成してこそ真価を発揮し米力を感じて頂くことで喜んで頂けるという想いの中でおすすめしております。

【おことわり】
よって中には蔵出日付より1年以上が経ったものもございますが、限定酒のためその時しか入荷が見込めないもの、本来蔵元で2、3年熟成後出荷する銘柄をわざと未熟域のお酒を楽しんで頂くために1年未満で出荷することがあり、その場合通常のものよりお得な価格帯で発売されるために、そのようなお酒を仕入れ自家熟成させてお出しすることもあります。お買い上げの際醸造年度をお確かめの上お買求めください。

日本酒の熟成について「新しい方が適熟域」だと思われているお客様については下記サイトを一読下さい。日本酒の熟成 その1 その2

諏訪酒造のある鳥取県智頭町は、鳥取砂丘へ砂を運んだ千代川の源流近くに位置し古くから良質の杉材を産出する林業の町として知られています。諏訪酒造では、この千代川の伏流水を汲み上げそのまま一切手を加えることなく仕込みはもちろん洗瓶までにも使用しています。自家井戸から汲み上げた全硬度2度前後の軟水で写真のような色合いをしています。


また尾瀬あきら氏原作のコミック誌・TVドラマ化された「夏子の酒」の最終を飾る言葉の「天のない酒造り」は、長年にわたり蔵で杜氏を勤めた鳴川喜三氏の言葉であり、同じく「夏子の酒」上田先生は、この蔵の酒造りの指導をされていた上原浩氏とも大変深いつながりのあった蔵でもあります。現在はビックコミックオリジナルにて外国人が日本酒造りをテーマにした「蔵人(クロード)」のモデル蔵にもなっています。
また諏訪酒造は「全量純米蔵を目指す会」に加盟されいて純米酒造り一筋を貫いて行こうとされています。そしてひとつ断念したことがあります。それは全国新酒鑑評会への出品を取りやめることです。

全国新酒鑑評会での受賞は、香りや切れといった部分で、どうしてもアル添である大吟醸でないとほとんど受賞できないというものがあります。蔵の技の評価として最も一般的にも理解して頂けるものであり、金賞受賞は蔵の勲章のようなもの。

それよりももっと大切にしたいという想いをもって「味にこだわる純米酒造りに専念をしよう」と決意された蔵元でもあります。そのような蔵の想いの中で醸されるお酒は、艶やかでフルーツや花を連想させる香りや米由来の芳醇な甘みを有する日本酒ではない「味吟醸」タイプのお酒となっています。これもまた地味ですがひとつの日本酒の姿です。



幸せな食卓づくり・・・・蔵元はこんな場面でいかされる酒造りでありたいと考えています。

日本の食卓から晩酌というものが消えてしまいました。忙しすぎて、夫婦も親子もみんなが一緒に食卓を囲んでいないようです。


一緒に食卓を囲むことは、会話を交わすこと、時間を共有すること、一緒に生きること。
晩酌のあったころの日本の食卓は、現代のような世界中の食材を集めたご馳走はなかったかもしれませんが、豊かな時間の流れる幸せな食卓だったのではないでしょうか?

おいしい食べ物と一緒になって「幸せな食卓」づくりに日本酒が、純米酒ができること、その一つに古きよき時代の習慣、「晩酌」の復活の提案があるかな?と思います。平日は無理でもお休み前やお休みは、おいしいお料理を準備して、おいしいお酒で晩酌はいかがでしょうか?

諏訪泉のお酒で晩酌の復活、そして「幸せな食卓」ができたら、造り酒屋としてこんなにうれしいことはありません。
諏訪泉のお酒は、晩酌の復活をすすめること(おいしい食べ物でおいしいお酒をすすめること)で、「幸せな食卓」づくりを支援します。
(蔵元HPより飲用)

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定休日 毎週木曜日(月に2回不定休日があります。)
(但、祭日・連休・お盆等は営業)

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