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2018.2.1メルマガ


今、アルコール業界が大きく変わろうとしている。

新年を迎えいろいろな企業が「新たなる戦略や方針」を打ち出してきています。その中で、私たちアルコール業界においても「大きく舵が切られようとしています。」

これまで日本酒業界においても、ひとつの蔵(銘柄)争いの中でそれぞれの蔵元が切磋琢磨し、良い前向きな意味での進化や成長をして参りました。そして、半世紀前とは全く違うクオリティーの日本酒が生み出されてきました。

《品質の成熟》
品質という点では、どの蔵のお酒も美味しくなり、美味しいのはすでに当たり前のこととなってしまいました。そして、飲み手の皆さんもどれもこれも美味しいため「新たなものさし」でのお酒選びに突入しています。

何を選んでよいかわからないというビギナーの方は、これまで同様に「まずはブランド指向からはじめられていますが、それが以前のように長く続かなくなってきました。」

どれもこれも確かに美味しい・・・けれど、よくよく考えてみると同じタイプ、ジャンルであることに気づかれて、ある意味飽きも生じてきていたりもします。(温州に、ポンカン、デコポン、八朔、甘夏・・・よくよく考えてみると同じタイプ、ジャンルである)

《同じタイプ、ジャンルからの脱却》
そこで、起こっていたのが同じタイプ、ジャンルからの脱却でした。
まずははじまったのが、「超辛口ブーム」それもどこかに陰りが、今は「やはり料理とのマッチングを考えたとき、じっくりと料理となじむ酸のあるタイプ、ジャンルのお酒へスピード感をもって移り変わっています。」

まだまだ艶やかなお酒が好きだという方のためにというコンセプトの香り芳醇系であったとしても、どの蔵元においてもしっかりと酸を感じるお酒を新たに加えてきました。さらに艶やかなお酒をすでに卒業されたお客様については、旨味と酸のタイプに・・・・さらに旨味と酸だけにとどまらず「熟成」を加えてきたりもしております。

そして、さらに旨味と酸、熟成にとどまらず「古酒や新ジャンル」などの個性派のお酒なども市場としてしっかりと育ってきています。

《危機感》
確かに日本酒業界は進化、活性化はしていますが、それでも国内市場には未来はありません。
だから力のある企業は世界を見据えてグローバル戦略を打ち出して活動されています。

世界を見据えてグローバル戦略を打ち出したとしても、ひとつの蔵のお話でしかありません。そこで今、それぞれの企業、蔵元などが口をそろえて言いだしたのが、「若い人たちがお酒自身を飲まなくなった。お酒に興味をもたなくなってきている」ということです。

このことは、日本酒、ウイスキー、焼酎、ワイン・・・・というそれぞれの業界自身の問題ではなくアルコール業界自身の大きな課題としてもち上がってきています。

《大手が動き出した》
そこで、動き出したのがキリンビールです。
これまでビールは単に清涼感や爽快感ある楽しみ方が一般的な楽しみ方でした。これど今回打ち出した戦略がビールの新たな楽しみ方の提案です。

《ビールのペアリング》
その一環の流れとして、キリンビールでさえ少量生産のクラフトビールを次々と開発し市場に投入してきていました。色々な味わいを楽しんでいただこうということだけではなく、それに新たに加えたのが「ビールと料理のマリアージュ、ペアリング」食中酒としての楽しさ。さらに「地方の小さなクラフトビールメーカーとの共存」です。それがキリンビールが一番搾りのご当地バージョンをより進化させた形の流れをつくろうとしております。

冗談半分でしたが
キリンビール営業マンとの会話の中で、「みゆきやさんが造られているクラフトビール」とのコラボも将来訪れるかもしれません。という話まで出てくるくらい大手メーカも変わろうとしています。

近い将来、灘・伏見大手蔵元と小さな地方の蔵元とがコラボし製品開発や共に流通網を共有するといったことも起こることになってくるのでしょうね。

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本格イタリアンなのに日本酒のラインナップがすごい・・・・

近年、飲食店様からのお問い合わせが大変増えています。
以前までは「××の銘柄の取り扱いありませんか」というお問い合わせが多くありましたが、今は、個性的であったり、熟成であったり、地方の隠れた銘柄に対してのお問い合わせと料理とのマッチング、ペアリングについてのお問い合わせが大変多くなり、さらに近畿や中部からだとご来店いただき、料理とのマッチング、ペアリングについての体感をしたいから熊野・新宮までおいでいただけることも大変多くなりました。

その飲食店さんの中で共通していえることは
「銘柄、ブランドには頼らない」という差別化をされているということです。反対に個性的であったり、熟成であったり、地方の隠れた銘柄により差別化を求められようとしているといった傾向性が高いと感じているところです。

とある大阪のイタリアンのお店などは、
これまでのワインのラインナップが大幅に減りイタリアンなのに日本酒のラインナップが大幅に増えている。さらに料理とのマッチング、ペアリングについては、日々、スタッフ全員で日本酒との相性などについても勉強会なども開かれ新たな日本酒によく合うイタリアンも開発しているということです。

日本酒をさらに極める美味しさにもっていく味覚のひとつの「酸味」についても、色々なフルーツビネガーとの相性を探ったりもしているとのことです。それにより、より高い日本酒とイタリアン料理とのマッチング、ペアリングが生まれ、結果として「お客様に喜んでいただき、日本酒とイタリアンというマッチング、ペアリングがおもしろく大変受けていて、それがお店の繁盛へと結びついている」といっておりました。

そのひとつの切欠をいただけたのはみゆきやさんでした。というお声をいただき酒屋冥利として喜んでいる次第です。


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飲食店様の日替わりなどのスタンド看板にも変化が・・・・

そして、とある飲食店さんがスタンド看板の書き入れ方を替えたそうです。
以前は「希少酒〇〇代入荷」しています。といった書き方をしていたそうですが、すでに希少酒やブランドなどのキャッチに飲み手も魅力を感じなくなったということで、今は「旬のカキとよくあう日本酒色々と入荷しています。」などの楽しみ方や飲み方の提案などのことを書き換えているそうです。

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まもなくバレンタインです。
こんなのいかがですか・・・・「チョコレートによく合う日本酒」
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/raifuku-chocolate-72.html


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ちょっと遅いお年玉となります。
メルマガ会員様向け送料当店最高1000円までご負担いたします特設コーナーのご案内。
2月4日ご注文分まで(限定30名様先着)

https://www.umai-sakeya.com/SHOP/y0000004512/t01/list2.html

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