店長日記

日本酒のおはなし 壱番

ここで書いているのは、当店において普段あまり
日本酒を飲まない方(アルコール自身を飲まれない方)の
日本酒選びについて書いています。

日本酒になじみがない方が日本酒選びをされる時に
どんなお酒が良いか解りかねるのは当然のことですよね。

過去に日本酒(清酒)と呼ばれているものを飲まれて何らかの悪い印象を体験したり、
人から聞いて誤解されている方を大変多く見かけられます。

日本酒消費量の8~9割は本来のあるべき姿ではない日本酒だと言われている
のです。

そのような日本酒に偏見を持っている方から見れば、私達地酒専門店の
取り扱っている日本酒とちまたのディスカウントやスーパーでよく見かける
大手メーカーのパック酒などは、よく似た商品・同一のものと勘違いされています。

店主が『旨い』と言ったからあなた(贈られる方)が旨いわけじゃない。
またよく売れているからあなた(贈られる方)が旨いわけじゃない。
名が通っているからあなた(贈られる方)が旨いわけじゃない。

お客様にとって『旨い』の物差しが人の数だけ色々とあります。

喉越しの良いお酒を『旨い』と言っている人。
米の旨みや甘味があり舌に味がのってくるお酒を『旨い』と言っている人。
甘いから飲みやすいという概念で『甘口のお酒下さい』という方もいらっしゃいます。
ほんとうにそれぞれなんですよね。

一番いいのは試飲をして頂くこと。

だから当店では、色々なお酒を飲んで頂けるように試飲用のお酒をご用意しています。

そして、タイプの異なるお酒を飲んで頂き
どのようなタイプのお酒が好みなのかを自ら発見して頂けるから・・・・

そして、飲食店などでお酒を飲まれるときに、『こんなタイプのお酒が飲みたいのだけれど・・・』というと大きなハズレはなくなるでしょう・・・


そして、贈り物なら“私が美味しいと思ったお酒です。”もいいんじゃないでしょうか。

男女・年齢によっても違います。
特に男性。男性って年を重ねてくると和食が恋しくなる時期が来ます。
そんな時、以外にも日本酒が美味しく感じる時なんですよね。

女性って以外に食の年齢による幅が広く、若い女性がよく食べるチーズ料理や
麺料理なんかも歳を召された方でも結構好きなんですよね。
そして女性の方って以外に“酸”に対して抵抗感がなく反対に好みなのかも知れませんね。

飲酒回数・飲酒スタイル・一回の飲酒の量
毎日アルコールを飲んでいられる方とたまに飲んでいられる方。
アルコール飲料自身を楽しむ方と食事(肴)と一緒に楽しんでいられる方。
アルコール飲料を楽しむ時、好んででている食事(肴)でも違います。
グラス一杯を楽しんでいる方とボトル1本なんていう量で
楽しんでいられる方でも好みは分れちゃいますね。

普段好んで飲んでいるアルコールの種類なんかも大きく左右されます。
昨今の焼酎ブームで焼酎を好んで飲んでいられる方は“辛さ(切れ)”慣れをしていますし、
焼酎をロックで楽しむというスタイルが定着している中で、
以外にもアルコール度数が気にならないようになり、そのものの“旨み”を求めるように、
味わうようになったこともあります。

ビール党の方は、何といっても“喉越し”を大切にする味覚の持ち主ですから、
当然日本酒においても喉越しの良いものをお選びします。

ワイン自身がアルコール飲料として気にならないのか好みじゃないのか。
また白ワイン派と赤ワイン派でもタイプが違います。
ごはん派と麺類派でもタイプが違います。

そして、これだけでは納まらないんですよね。
飲んで頂く時のお酒の温度。
これによってもお酒そのものの味覚は大きく左右されます。

冷されているときは美味しく感じたけれど、冷めが取れてくるとどうも・・・・
と感じたり、反対のことだってありますし、温めることによって同様なことがあったりします。

そして、開封時が美味しいというのも正解ではありません。
開封して徐々に空気に触れて段々美味しくなる酒も沢山ありますし、

その反対に、日々、酒質が低下していくお酒もあります。
だからといって、それで諦めるのも“もったいない話”ですよね・・・・

そんな時にこそ、皆さんにお試し頂きたいことがあります。

それは燗をして飲んで頂きたいという事です。


燗の温度を色々とお試し下さい。どこかに“美味しい”と感じる温度が発見できるかも・・・
そして、忘れてならないのが“燗ざまし”もです。

同じお酒でも、封切りの燗酒と風味が落ちたなぁと思った燗酒とを比べてみて下さい。
意外な発見が存在しているかも・・・・

今日は、この辺で・・・・おやすみなさい。

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