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2013.12.6メルマガ

メルマガ会員様 こんにちは。

地酒みゆきやの的場です。
本来ならもっとはやくに師走らしいメルマガを
お送りしないといけないのですが、なにかと実店舗での
仕事に追いまくられ今になってしまいました。
師走に入り当地方もどこかで気ぜわしさを感じています。

日本酒の値上げが各蔵行われています。
どうしてなのか?ご存知でしょうか。

たしかに燃料費の高止まりに伴う費用の高騰。
電気代・資材の高騰・・・色々なものが値上げされています。

これまでも蔵元も内部的にコストを下げるために色々な努力をされてきました。
けれど、今年値上げをどうしてもせざる負えない大きな理由があります。
それは「酒米の高騰」です。

昨年の春から夏にかけての異常気象が稲作に大きなダメージを与えました。
収穫されたとしても質が悪い、酒造りには使い物にならないなどのことが
顕著に米質に現れてしまいした。

特に兵庫産山田錦が作柄もよくなく数量不足が起きてしまいました。
確かにここ5年前くらいから猛暑の影響で米の質が低下し良質の酒米が
少なくなってきていました。それでもなんとかということで各蔵元工夫をして
酒造りを頑張っていました。

ついにはち切れたというところでしょうか。
現在、日本酒が見直されてきた理由のひとつに大吟醸系、純米吟醸系の高品質な
お酒の良さが広く認められてきたことがあります。

そのようなお酒の多くは、兵庫産山田錦を多くの蔵が使っています。
その酒米が弾不足になると蔵も一大事!
◆こぞって蔵元や仲買業者も兵庫産山田錦を買い付けに回る・・・
◆それによって酒米の高騰が生じてしまう・・・・
◆さらに弾不足ということで他県にもその影響が広がり・・・・
◆さらにこれてまで純米吟醸も山田錦を使っていたが純米吟醸用の山田錦が
 手に入らないのなら純米吟醸は違う米にせざる負えないということで、
 他の酒米までが高騰してしまった。
◆これまでタンク5本仕込んでいたが酒米不足で2本にせざる負えないなどの
 ことも起こってしまっている。
 
蔵元にとっては、稼ぎ頭であった大吟醸系、純米吟醸系の本数が減るということは
蔵の経営という基盤に大きな影響を与えてしまうことになります。
上記のような事柄で、多くの蔵元が値上げの発表や新酒からの値上げの発表が
今後されて行くものと思います。

さて
日本酒って高いですか?
私はとても安いと感じていますし、反対に安すぎとも感じています。

私の妻の実家は農家です。
サラリーマン時代よく米作りを手伝いました。
「山田の米は美味い!」ということで小さな耕運機もあがっていかない
ところだったのでクワで田んぼを起こしました。
一日やるとヘトヘトで体中が筋肉痛になり、こんなに米を作るのが大変なものか
と知りました。

平地にある田んぼてあっても、トラクターではなく耕運機での農作業。
耕すだけでも歩き疲れるし、あぜ塗りや草取り、農薬散布に
まだ暑さの残る盆過ぎの稲刈りに、天日干しするためのナルの積み立て、
コンバインではなく稲刈機での作業、脱穀・・そんな風に機械の力を借りた
としても大変でした。私は単に休みの日だけのお手伝いであったとしても・・・。

漠然と考えただけでも「買った方が安いでぇ!」と愚痴を言ってしまうほどでした。
ある蔵元さんに下記のことを教えて頂いたとき、
「なんでぇ日本酒ってこんなに価値が低い」のかを知りました。

昨年、私の知り合いの農家さんが自然農×無農薬×無施肥×手植え×手刈り×天日干し
という雄町をつくり、その雄町で試験醸造を行いました。
そして、それを本格発売しようとするとき一体いくらの価格を付ければ労働対価に
見合う価格なのかを考えたら、今、発売されている同クラスの3倍の価格になると
いうことでした。

確かに「高い」という声が圧倒的に多いと思いますが、今一度、下記の事柄を
一読して頂ければ本当に高いのかどうかが見えてくることと思います。
TPPもまもなくはじまり酒米作りはどうなっていくのでしょうか?
その影響は、日本酒にどのような影響を与えてくるのでしょうか?

http://www.umai-sakeya.com/hpgen/HPB/entries/153.html