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どうして酸っぱいビールがあってもいいのか?


『ビールは苦い飲み物でしょう!』といわれる。思われる方も今は多く存在していることでしょう。特に和食文化に慣れ親しんでいる日本人にとっては、ごく自然なことなのかもしれませんね。

みなさんのご家庭で『すっぱい(酸)』をどのように活用されていますか?
〇酢もの、ドレッシング、ソースとして使っている。
〇魚や生臭さをとるために使っている。
〇素材の色を艶やかにするために使っている。
〇殺菌に使っている。
〇お酢を飲んで健康づくりに活用している。

≪他にも酸っぱいにもいいことがあります!≫
〇お肉を柔らかくすることもできます。
〇煮物などに少量入れて腐敗を抑えている。
〇カルシウムの吸収をうながす。
〇素材から旨味をじわっと引き出す。

調べてみると
〇洗髪、洗顔にも活用できる。
〇美容にも活用できる。
〇シールはがしにも活用できる。
〇水虫にも活用できる。
〇切り花、生け花にも活用できる。

知らないこと、次々と知ることに・・・・。
私たちの目の前にある『すっぱい』が、こんなに役立つことなのに活用されていない現実がありました。これらは今日お伝えしたいことではありませんので本題に移りますね。



『ビールにどうして酸っぱいがあってもいいのか?』

多くの方がよく飲まれているビールで、身近なお店で買うことができる「酸っぱいビールがない!!」  全世界の料理が口にできる今、多様化するグルメ時代だからこそ、もっと身近に多くの方に酸味の良さが伝わり「酸味のあるビール」があってもいいんじゃないかと思った!

主に欧州料理や中華料理においては、和食ではあまり活用されていない『酸っぱい』の特性を活かして、よりグルメなワンランク上の味わいをつくり上げています。

なぜなら、
〇酸っぱいは、あなたに美味しさの幅を広げてくれます!
〇酸っぱいは、あなたに新しい美味しさの世界を見せてくれます!



酸味は、なかなか主役にさせてもらえないすごい名脇役の味覚なんです。
美味しさの主役は、『甘味』であったり『旨味』であったりします。

『甘味』『旨味』は、自己主張が強く多くの人に『美味しさ』『コク』を感じさせています。しかし『甘味』『旨味』にもデメリットがあります。

〇くどくなる。 〇飽きる。
しかしこれらの『甘味』『旨味』のデメリットを解消する味わいが『酸味』『苦味』『渋味』なのです。

≪あなたがいつもの食生活で体感している
                 酸味・苦味・渋味との調和≫

〇ケーキに、ブラックコーヒー 〇饅頭に渋いお茶 
〇カレーに酸っぱいヨーグルト、スパイス
〇唐揚げにレモン 〇焼き魚に柑橘果汁 
〇チャンポンにお酢 〇チャンジャにレモン汁
〇生魚に塩と柑橘果汁 〇生魚と酢飯 
〇トマトと甘酢 〇クリームチーズにぽん酢
〇豚汁にお酢 〇チャーハンにお酢 
〇生ガキにポン酢 〇トムヤムクンにレモン汁
〇ジャーマンポテトにビネガー 〇ニンニク料理に酸味
〇唐辛子に酸味・・・

『甘味』『旨味』のデメリットを解消する味わいが『酸味』『苦味』『渋味』なのですが、多彩な味わい、料理と相性の幅が広いのが『酸味』です。


だからこそ、先人たちの何千年というこれまでの食生活の経験の中で培われたノウハウは、今も伝承され味覚という観点だけではなく、『酸っぱい』の上記に述べたメリットをとり入れ今日に至っています。

近代のグローバルの中で『酸っぱい』は、全世界の多様性ある料理にも活用され、よりグルメな味わいを生み出すことに影ながらも大きく貢献している味覚といえます。
酸っぱい』の美味しさは、寄り添ってこそ出会える。気づく大人の味といわれている由縁でしょうか。


まずはあなたの『ビールは苦いもの』という固定概念をいったん頭からリセットして、文化的な高まりを促そうとしている食育の一環として提案されている『食と飲み物の重ね合わせの美味しさ(ペアリング、マリアージュ性)』にメージと意識をフルにつかって『酸っぱいビール』を食事と共にお楽しみいただければ『きっと酸っぱいビール』の存在の意味が紐解ける。理解できるものと思います。

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